今回は「コロロ」と言うものを紹介しましょう♪前回の教授に対してその時の役員さんがこっそりプリントして回してくれたものです。(笑)
これも実行するには勇気が…(私だけ?^_^;)

「発達と促すプログラムと教材」

(1)脳の分化と断層構造
◎外界からの刺激を感覚受容器に受け、脳のあらゆる経路を通って「行動」につながる。
◎外界情報の出入力を果たす役割の各器官の中で、80%は「資格野」が占めている。
 ※「文字言語」が入れやすい。
◎外部情報の出入力を果たす役割の各器官で「聴覚野」が次にあげられる。
 ※「音声」については、聞き取りにくい発音や音声はイラつかせる要因となるだけ。健常者であればたとえ聞き取りにくい発音や音声であっても、
  抽象概念として入り、聞き分ける事が可能な為気にならない。
◎外部情報の出入力を果たす役割の各器官で「触覚野」が次にあげられる。
 ※「クレーン写字」(手が触れていないと書けない)は絶対にしてはいけない。「写字」は自立させる事。
◎小脳について
 ※運動野との関連がある。
 ※抑制作用がある。つまり余計なところに力が入り過ぎないようコントロールする。

(2)早期訓練に必要な「3つの柱」

1.自立歩行(正しい姿勢)
2.着席注視(視座の確立)
3.接食行動(口語)
分化と未分化
適応と運動

 ※機能分化とは「手」や「足」を器用に使いこなす事。
 「右手の確立」「左手の補助手」 使いこなすがすなわち「分化」つまり「協応」。使いこなせず関係のない動きをするのが「未分化」つまり「運動」
1.自立歩行(正しい姿勢)
◎「足」を使うという事は、「手」の正しい使い道が分化するという意味で「歩行訓練」は大切である。
◎「歩く」事が基本的訓練。
 ※長時間歩かせないと意味がない。30〜40分以上続けて歩く。
 ※同じリズムで歩く。出来るだけ早足で歩かせる。
 ※無駄な会話はしない。(同じ会話を繰り返す事は、常同行動と同じ)
 ※途切れないようにする。(意識レベルを低下させない為にする)歩き続けるという事が次に「制止」の持続へとつながっていく。
 ※集団の中で歩行訓練をさせる事は療法効果がある。
 ※「止まる」時には、ピタッと止まる。(原始反射は止める。EX:ピョンピョン跳び・ぐるぐる回転)
◎足裏反射(つま先歩き・つま先のめくり上がりなどの反射)
 ※「立てない」ではなく「立ち続けられない」(重心が「かかと」になるとバランスを崩す)
 ※自閉症児の多くは、常同行動で「つま先立」が出来るのに、言語指示によっては出来ない。
 ※「足形」を作り、その上で制止させる訓練をするのが良い。「足形」は教材として大変有効であり、意識付けをさせやすい。
◎「座り込み」の際の対処
 ※無理やり引っ張って歩かせる事は厳禁。「歩く」という事への抵抗を作ってしまい悪いパターンがついてしまう。
 ※「座り込み」を始めたら、とにかく気の済むまで座らせておく。「制止」が必然的につらくなってくると、
  自分から立ち上がってくるので、そのタイミングを見計らって、引っ張り寄せてやる。
◎上下不対象な反射
 ※直下を見る行動はかなり難しい。歩く際は下を見て歩くように指導する。
◎上肢の不適当な反射行動に注意する。
 ※首の発達(コントロール)が未熟な為に上肢や腕が不適当な動きをする。両手を揃えて歩いてみたり、
  左右の手足が一緒に出るなどの左右反射がみられる。
◎片足立ちのトレーニングによって、バランス訓練をさせる。
 ※手を持ってもらい片足立ちをする。
 ※手を持ってもらい座ったり、立ったりを片足でする。
◎手つなぎでのポイント
 ※子供に重心を預けるようにして歩いてあげる。
 ※こけた時に子供の手の平が地面に付くよう手をつなぐ。
 ※子供の肩下の位置で手をつなぐ。
◎歩行訓練で「やってはいけない!」項目
 1-途切れさせない(持続訓練)
 2-歩きながらスキップやピョンピョン跳びをしない。
 3-走らせない。
 4-スピニングさせない(余計な行動は止める)
 5-崖っぷちを歩かせない。
 6-先走りさせない。(大人の「」もしくは「後ろ」を歩かせる)
 7-手つなぎの際に、手放し(反射行動)をさせない。
 8-おしゃべりをさせない。(質問に対しては1度だけ答え、繰り返すようなら別の話に切り替える)
 9-リズムを崩させない。(一定のペースで歩く)
 10-下り坂で走らせない。(重心に引っ張られないように、足に重心をかけさせる)
 11-上り坂では、後ろに引っ張られない。( 〃 )

2.着席注視(視座の確立)
◎持続訓練が目的
 ※イスに座ってもいいが、正座が効果的(イスに座っている際に「飛び出し」の行動はタイミング良く止める事)
 ※意識レベルを上げる為の「注視教材」を使う。
  ・注視、摸倣など飽きないように組み入れる。
  ・教材から教材へつなげるタイミングが大切。
  ・摸倣させる際は3秒以内にさせる。
  ・大きな声や小さな声など、音声の変化をつける。
  ・スピードは早い方がよい。
  ・嫌がる事も教材の中に組み込む。---EX:「きゅうりもみ」や「もちつき」など
   (体に触れると嫌がる感覚過敏症)---体に触れて遊ぶ。
 ※注視教材によって注視する事に慣れてきたら、「間」をあけたりして「何だろう?」と考える事も出来るようにしていく。
 ※課題学習へとつないでいく。

3.接食行動(口語)
 ※接食行動を正しく行う事が、「正しい発語」につながる。
 ※接食障害とは、舌触りが過敏過ぎたり、舌の感覚が異常に感知する。
 ※「ちびちび食べ」はやめさせる。
 ※「適量を口に運び、程よく噛み、飲み込む」この一連の行動が大切。
 ※「食べる」というパターンを一度きちんと入れてあげる事で、食べられるようになる。「食べない」というパターンのままでは、次も絶対食べない。
 ※食事においての「手の分化」
  1、左手をふさぐ(利き手でない方)---左右の手の分化が出来ていない場合、まず布巾やタオルなどで縛ったり隠したりして
    完全に「右手」だけに集中させる。この段階では箸の持ち方にこだわらなくてよい。
  2、左右の手の分化が出来ていれば、利き手で箸またはフォークを持ち、補助手で器を持つようにする。
  *食べる行為は持続させる。(意識レベルを下げさせない)
  *食事時間は最短で行う。
  *食事訓練の前段階では「おにぎり」は好ましくない。
  *噛む事が大切。

★食事の場面で見られる特徴について・・・

自閉症児→ 見る→ 取る
食べる(連動行動)
*「取る」という行動と「食べる」という
行動が一緒になってしまう。これが
「未分化」「連動」である
お菓子を食べる
健常児→ 見る→ 取る→待つ→ →食べる
(食べていいのか周囲を見る)


(3)パターン・パニックについて
◎悪いパターンは、自立とは無縁となってしまう。正しいパターンで日々の訓練を繰り返す事が大切。
◎他者からの良い刺激や関わりを受け入れる事への反応が、不快とは感じる事無く平均的に受け入れられるようになる事が大切。それが自立とつながる。
 EX:歯を磨く(他者からの働きかけ)⇒抵抗なく磨いてもらう事が出来る⇒自分で正しく磨く事が出来る。(自立)
◎パターン化された「刺激」に対する「反応」が出来ても、変更やキャンセルなどに対して順応する力がない為にパニックを引き起こす。
決まったパターンでしか行動出来ない場合やパターンでしか認識出来ない為に、パターンを崩されるとパニックに陥ってしまう。
言葉がわかっていても、話す事が出来ても、パターンを崩されるとパニックに陥ってしまう。
 ※自閉症児に対してパターン崩しは「やり過ぎ」と言う事はない。
 ※いくつものパターンをストックしている場合もある為、色んな方向でパターンを崩していく。
 ※「パターン崩し」をすれば伸びる。
◎パニックに対しての対処
 ※原則的にパニックとなる原因「特正場面」をなくす事。(場所・原因・人・物などを除いていく)
 ※耐性トレーニングもする事が大切。
  ・パニックを起こさせる程ではない程度の「不快」な事を、1日10回くらい「刺激」として、意図的に入れていく。
「不快刺激」=「ワクチン」と考えるとわかりやすい。繰り返していく事で、「受け身」の力がついてくる。するとパニックも軽くなっていく。
◎思考について
「余計な思考」や「余計なパターン」は、混乱を招く要因になる為、単純にその物事に直視出来るようにする事が答を出す近道となる。
 ・常同行動や問題行動などのパターンはなくしていく事が、良い刺激を早く入れられる。
 ・常同行動は止める事が出来る。(ただし、脳性麻痺児は無理です)
 ・良いパターン(刺激)は、3秒以内に入れる。
 ・常同行動も同じくして、「止められる事に慣れる」という力を付けさせる。(耐性トレーニング)

(4)「内言語」について
◎何もないところから、言葉やイメージがうまれる事。

自閉症児⇒ ・文字が書け、会話も出来るのに何も書けない ・イメージがわかない為に書けない(「内言語」がない為)
行動
「日記を書く」
健常児⇒ ・思い出しながら書くことが出来る ・イメージで書く事が出来る(「内言語」がある為)


(5)クレーン現象について
 ※触覚刺激からの情報の入れ方は極力避ける。大人が常に付いて、手を添えてやらなければ字が書けないといった事になる。
 ※手の届かない所の物を取って欲しいという「意味」があって、それを言葉によって伝えられない場合のクレーン現象は問題ない。

(6)情緒発達について
 ※情緒は、かなりレベルの高い言語獲得があって身に付く。
  EX:「蛙を触る」

蛙はなんだか気持ち悪い、触りたくない(見た感じで思う) 「気持ち良い」とあえて言ってしまい触るよう促す(指導者側の働きかけ) なんとか触れる、ぎこちなく触る、捕まえにくい(体で色々感じる) 「でもやっぱり気持ち悪いね」と、ポツリと言う。これが「情緒」

・自閉症児についてはこういった働きかけによって「情緒」を育ててあげる事がとても大切。

(7)課題学習について
◎「着席注視」を目的として行う事。
 ※マイペースの行動は禁止する。
 ※トランポリンやブランコなどは、コロロでは基本的に禁止している。跳んでいるだけとか揺れているだけでは、
  常同行動と一緒で意識レベルを下げるだけで良くない。しかし課題があれば別。
 EX:トランポリンで跳びながら、立ったり座ったりする。
   トランポリンで跳びながら、ボールを投げたり、受けたりする。 
   といった、きちんとした「課題」を持ってする事は良い。
◎「場面分化」も重要。
 ※集団生活の中で「自由」と「統合」のそれぞれの場面にあった行動が出来るようにする。
  ・「待つ」時は待つ
  ・「やる」時はやる。
  ・目的をしっかり持たせてやりたい放題させない。

(8)認知障害とは?
 「分かっているはずなのに適応してない行動をとる」や「言っても理解出来ない」「言っても行動出来ない」 それが「認知障害」

(9)知能テストについて
 正常発達児に用いられているいくつかの発達テストや知能テストなどは、発達障害児には使い物にならない。
 健常児の幼児期の評価尺度は0.5ヶ月のメモリで区切られている。発達障害児にこのようなメモリで発達していく評価をとっても意味がない。
 しかし正常発達の尺度を把握しておく事は大切。個々に評価尺度は違い、ある程度その人にあった尺度を決めておいてから「プログラム」を作る。
 そして目標(到達可能な課題)を持って取り組む。

(10)原始運動=自動運動
 手足をバタつかせるといった、新生児期にある反射運動が幼児・学童時期においても残る。これを原始反射または原始運動という。
 これらの行動は、全く本人の意思ではなく止めさせる事が望ましい。放っておいても適応行動に結びつかない。


以上が「コロロETセンター」で講義があった内容です。これを貰ったんだけど…最後までやれませんでした…^_^; いや、貰った人は良い人でね、子供の加配保母さんやってくれてて自分の子供さんも自閉症だったんで仲は良かったですよ。療育教室も一緒だったし。一生懸命な人でよく教室の療育方法なんかを批判したり、色んな情報を仕入れてくれました。でもその時の私は身辺自立で手一杯でお散歩させたりこの訓練をする余裕がなかったもんで…パニック崩しでくじけました!(笑)言い訳ですぅ〜!ごめんなさい!Oさん!m(_ _)m とっても良い事が書いてあるので是非やってみてはいかがでしょう♪(フォロー一発)

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